眺望と不動産価格の関係

2020-10-02

不動産は様々な要因が絡み合って価格が形成されますが、眺望・景観も価格形成要因とされています。高級住宅地域に高台が多いのも、眺望や景観に優れるからだと考えられます。

先日、ネット記事で景色の良さを重視して不動産を購入した失敗例を見ました。その不動産は街の中心部からかなり離れた場所に立地しており、自然は豊でも利便性などが劣る地域だったようです。このような不動産鑑定評価を行う場合、眺望や景観の良さは増加要因にはなりません。

眺望・景観はタワーマンションの高層階が人気のように、住む人を魅了するものではありますが、あくまでも従たる要因であり、利便性や住環境などの主たる要因を重視して不動産を選ぶことが重要だと思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」