マンション価格の動向

2020-11-22

素地となる土地価格の上昇に加えて鋼材等の建築費や人件費の高騰によりマンション価格が上昇しています。新型コロナウィルス感染症の影響で取引が少なかった時期を除き、新築・中古とも高値安定での取引となっています。

先日、名古屋市千種区の中古マンションの価格調査の際、過去からの価格動向を調べましたが、確実に値上がりしています。私の友人も千種区内のマンションを売却しましたが、新築での購入価格より約200万円高く売れたそうです。

現在も続くコロナ禍の中、今後のマンション価格の動向ですが、現在の金融緩和が続くようであれば、立地や施工の良いマンションであれば高値安定、条件の劣る物件であれば価格は割安な戸建住宅との競争が激化しており価格は下がっていくと予想します。

以上は私の予想ですが、新型コロナウィルス感染症の影響がいつまで続くか、本格的な経済活動の再開はいつになるか、金融政策や世界経済の動向など先が見えない中、マンションを含む不動産市場は予断を許さない状況が続くと思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」