区分マンションの鑑定評価とAIの価格

2021-07-16

鑑定評価基準によれば、区分マンションの鑑定評価は、原価法(積算価格)、取引事例比較法(比準価格)及び収益還元法(収益価格)を適用することになっています。

とても作業量の多い鑑定評価の一つであり、特に原価法による積算価格は、まず、1棟土地建物の価格を求め、位置別及び階層別効用比から区分土地建物を求める必要があり、手間と判断を要することになります。

この区分マンションの鑑定評価ですが、最近、AIによる査定価格が注目されてるようになりました。ビックデータを駆使し、精度の高い価格が試算されるようです。都心部等、対象不動産と同一マンション乃至は近隣に類似性の高い複数の取引がある場合などは、精度の高い価格が求められると思います。

AIによる評価は、リート等投資物件の価格を求める際にも有用と言われており、マンション同様、都心部ではかなりの精度で価格を求められるそうです。

AIの普及、不動産の価格の世界にも浸透してきているようです。

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