Archive for the ‘不動産の価格’ Category
反社勢力の事務所の価格
法律の規制が厳しくなったからか、反社会的勢力に関連する施設の閉鎖が増える中、大阪市にある反社会的勢力の事務所が売買された、との記事を見ました。
気になる売買価格は土地建物で3億3000万円とのこと、建物は解体予定とのことですが、土地と建物の価格配分は不明です。
このような解体予定済みの建物がある場合の土地建物を鑑定評価する場合、老朽化などが進み建物の価値がないと判断される場合は建物をゼロ、又は解体費等を控除して鑑定評価額を決める場合もあります。
今回のケースでは、建物の残存耐用年数は残っていたと思われますが、特殊な不動産であり、建物の価値をどのように判定するか難しかったのでは、と思います。
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官公庁オークションにリゾートマンション
官公庁オークションは、官公庁が税金の滞納者から差し押さえた品物や、役所で使われなくなった備品などをオークションに出品しているもので、一般の方でも参加できるみたいです。
ネット記事を見ると、官公庁オークションで落札したものを投稿している方もいて、先日も旧車のランドクルーザーの消防車を落札した人のことをブログで書きました。
この官公庁オークションには、不動産も出品されるようで、リゾートマンションを8万2000円で落札した方もいるそうです。このリゾートマンションの築年、構造や修繕維持などの状態は不明ですが、とりあえず価格は格安だと思います。
最近は競売も参加者が増え、落札価格が上がっていると聞きますが、官公庁オークションも知名度が上がるにつれ、落札価格も上がっていくかもしれません。
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道路と不動産鑑定評価
道路は不動産の価格を決める重要な要因であり、住宅地であれば道路幅員が広ければ日照や通風を確保する上で有利ですが、広すぎても交通量が増え、結果、騒音や振動の問題がでることもあります。
商業地の場合は、特に高度利用が可能な地域の場合、道路幅員が広い方が土地上の建物の制約が少なくなるため有利であり、土地の価格も高くなります。
先日、神戸市に車道5m、歩道8mの道路の整備が進められている、との記事を見ました。車道を一方通行にするために、このようなアンバランスな道路となったそうです。
鑑定評価を行う対象地がこのような道路に接する土地の場合、道路格差をつける時に迷うのでは、と思います。住宅地であれば、日照等に関しては有利ですが、歩道が8mもあると、道というよりミニ広場に近いものになってしまうので、車道にでるのも楽ではないですし、快適性や利便性などで劣る可能性も出てくると思います。
そのことだけをテーマに本が出ているくらい奥が深い道路と不動産鑑定評価の関係、車道と歩道の関係も新たなテーマになりそうな予感です。
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価格25万円の別荘
以前は別荘というと、一部のお金持ちが避暑などに利用するといったイメージでしたが、最近は都市部に居住し、週末のみ地方の別荘で生活するいわゆる2拠点で生活する人が増えてきました。
この2拠点目の場所ですが、新幹線沿線の都心からの利便性のよいエリアの別荘はかなり価格が上がっており、立地などの条件のよい物件ですと一般人には中々手が出ない価格になっています。
先日、ある作家さんが25万円で別宅を購入、との記事を見ました。別宅の場所は茨城県、土地は約30坪、建物の築年が不明ですが、軽量鉄骨造の平屋とのことです。
別宅への所要時間は高速道路で約1時間とのこと、週末、自宅から無理なく通える範囲内と言えます。
私も空き家バンクなどで東海エリアから中部地方の空き家を探すことがあるのですが、売り手と買い手のミスマッチがあるのか、価格の値頃感を感じないことが多いです。
ですが今回の記事をみて、私も諦めずに格安の空き家を探したいと思いました。
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地価が急騰している住宅地の特徴
都市部の住宅地の地価上昇が続いています。その中でも駅近や都心部への利便性に優れ、住環境のよい地域は相変わらず需要は多いのですが、そのような地域の地価は上がり過ぎた感があり、需要者は所得に余裕のある世帯に限られてきた印象があります。
一方、以前はあまり注目されていなかった郊外の住宅地で地価が急騰した地域もあります。都市部への通勤圏内であることはもちろんですが、価格に割安感があり、一般的な子育て世帯でも手が届く価格帯の住宅地の人気が上がっていることが要因のようです。
先日、千葉県の木更津市の住宅地の地価が急騰、との記事を見ました。アクアラインの存在により、東京都心への通勤が可能であることに加え、公示地価の平均価格が3万円台と割安なことが理由だそうです。
リモートワークの普及により、在宅時間が増えたこともあり、このような住宅地の地価はしばらく上昇が続くと予想されます。
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福岡市のマンションが1億円超
先日、北海道の旭川市で3.5億円、札幌市で5億円のマンション建築のことを書きましたが、九州の福岡市でも価格が億を超えるマンションが続々建築中、との記事を見ました。
札幌市、福岡市は観光客はもちろん転勤者から人気の街であり、以前から住みやすいとの評判はありましたが、3大都市圏に迫る高額なマンション価格だと思います。
理由は以前から言われるとおり、地価や建築資材の高騰に加えて投資家による需要だと考えられます。札幌市、福岡市とも空港からのアクセスがよく、福岡市の場合ですと東京から新幹線での移動が可能でることもメリットになっていると思います。
物価高に加えて金利の上昇が懸念される中でのマンション価格上昇、このまま天井知らずで上がり続けるのか、バブル期の終焉のようにいつか下落に転じるのか、その場合の時期はいつなのか、今後の予測が難しい状況が続いています。
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定住促進で建てられた戸建住宅
過疎化による人口減少に悩む自治体が多い中、移住者を増やすことで街を活性化させようとする試みも各地で見られます。
先日、茨城県にある町が、定住促進として移住者向けの戸建住宅と12棟建設した、との記事を見ました。戸建住宅12棟の外、ガレージハウス5棟、テレワークルーム、コミュニティ棟なども合わせて整備したそうです。
これらの建設費は約4億5000万円とのこと、17世帯の移住で単純に1世帯当たりの建設費は約2650万円になります。建設費の高騰を考えても、高額な建築費と思います。
今後、過疎の問題を抱える自治体は、国からの交付金などを利用して移住促進の施策を行うと考えられますが、高額な支出に見合う効果が得られるか、不透明であることは否めません。
各地で行われている移住促進策、今後の展開を注視したいと思います。
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札幌市のタワーマンション
先日、旭川市のタワーマンションについて書きましたが、札幌市でもタワーマンションの建設が進んでいます。
タワーマンションをはじめマンションは立地が重要ですが、特に駅から徒歩圏の物件は人気が高いです。その中の一つ、札幌駅北口まで徒歩3分の場所に、今年12月、地上48階建てのタワーマンションが完成します。
ちなみに最高価格の部屋は5億円、その部屋を含め、既に9割以上が成約済みとのことです。注目すべきは、購入者は北海道内の人が6割、道外が4割とのこと、相変わらず投資目的での購入が多いということです。
長らく停滞期にあった北海道経済、金融緩和の影響が北の都にまで波及したことを実感した出来事でした。
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のび太の家の価格
漫画やアニメの設定は、当然ですが全て架空の出来事であり、実際に存在するものではありませんが、サザエさんやドラえもんなど、特に東京が舞台になっている漫画のもしも?を想像して出された本もあります。
先日、ドラえもんののび太の家を実際に建てたらいくら?との記事を見ました。ちなみに場所は漫画の中で出てきた郵便番号から推測した練馬区桜台、土地は約40坪、建物は木造で延面積25坪という設定でした。
結果は、土地は約1億円、建物はローコスト住宅で1600万円~1700万円だそうです。やはり東京、40坪の広さで1億円ですごいですね。
土地の算定根拠は、練馬区桜台で坪約250万円で土地が売りに出ていたからとか。漫画の中の場面から、土地の方位や形状、前面道路の長さなどが推測できれば、もっと正確な評価額がでるかもしれません。
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リーガルホテル大阪の売却価格
外資による高額での不動産売買が続く中、大阪にあるリーガルホテルが500億円超で売却された、との記事を見ました。
コロナ禍で疲弊したホテル業界にとって、円安で日本の不動産価格に割安感がある今はが、外資への売り時なのかもしれません。
ホテル業界ですが、コロナ禍が落ち着いて訪日外国人が増えており、さらに、2025年の大阪万博で多数の外国人の利用が見込まれます。
為替や金利の動向など、日本経済の先行きに不透明感が広がる中、今回のホテル売却が吉と出るか凶と出るか、興味深く見守りたいと思います。
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