鑑定評価額と駅距離との関連

2019-06-08

不動産は色々な要因によって価格が形成されますが、その中でも最寄り駅からの距離は重要な要因となります。一昔前は、駅から徒歩15分以内と言われましたが、現在では10分以内、理想は5分以内の不動産が好まれるようになりました。都心回帰や時代のスピード化などが原因と考えられます。

先日、ネットを見ていたら、「駅から1分離れるごとに100万円下落」との記事を見ました。㎡あたり18,000円の下落だそうです。統計から判断したのでしょうか、具体的な数字を上げた記事をはじめて見ました。その他も具体的な数字を上げておられましたが、競争力は戸建が徒歩15分目安、マンションは徒歩7分が目安だそうです。

不動産の鑑定評価をしていても、最近は駅距離で決まる傾向が強く、名声・品等に優れた地域を除き駅から徒歩圏外の住宅地域の競争力は劣る傾向があります。ですが、駅距離に拘れなければ、居住環境及び品等の良い住宅が割安に購入できるということでもあります。

将来的な価値(値上がり等)を期待しないのであれば、このような不動産に絞って探すのもいいのでは、と思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」