松岡不動産鑑定士事務所

愛知県・名古屋市の不動産鑑定事務所のブログです。

最近、空き店舗や空きビルの1階がコインランドリーに代わるケースが見られるようになりました。単身者向けなど洗濯機の置けない狭小なアパートが増えたことや、洗濯機があっても乾燥機や大物などを洗濯するために利用する人が増えていることが要因のようです。

このコインランドリー投資、想定売上等をシミレーションした記事を見ました。これによれば、想定売上月86万円、機械等初期投資額3700万円、ランニングコスト月71万円、月15万円(年180万円)が純収益、利回りは約4.9%になります。

この投資モデルのキャッシュフロー、利回りをどう見るかは投資家の判断だと思いますが、将来、機械が故障したり売上が減少するリスクを考慮する必要はあると思います。但し、街中で増えつつあるコインランドリー投資、独自のノウハウを持った投資家が存在していることは事実のようです。

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名古屋は地下鉄の延伸と共に発展した街と言われ、特に住宅地域は地下鉄の新駅ができた周辺は地価が上昇してきました。地下鉄東山線の市東部への延伸で発展した千種区や名東区、最近では地下鉄名城線の環状化で地価が上昇した瑞穂区や昭和区の地域が代表的です。

商業地についても駅が近いことは重要な価格形成要因ですが、中心部の商業地域は既に地下鉄駅が存沿いしており、あまり話題にはならない状況です。

先日、地下鉄東山線の名古屋駅と伏見駅の間に「柳橋駅」の設置の要望書が市長あてに出された、との記事を見ました。新駅の設置で商店街などの活性化につながる、とのことでした。

この新駅構想は1957年当時からあったそうですが、収益性の観点から見送られてきたそうです。

柳橋新駅、名古屋駅、伏見駅との駅間が短く、新駅設置の効果は少ないのでは、と思います。公平性の観点からも、新駅の設置は慎重に検討されるべきだと思います。

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ニコイチとは、二つの物を一つにすることを指す言葉ですが、入居率の落ちたワンルームマンション2戸をつなげて1戸にする投資家の記事を見ました。この方は、単に2戸を隔てる壁を取り払うだけではなく、水回りなどをリフォームし、付加価値をつけて賃貸するそうです。

ワンルームマンションは家族向けとの比較で想定利回りは高く出すのですが、建築費等の初期投資額が高く、空室が増えると一気に利回りが落ちてしまいます。コロナ禍で単身者向けの賃貸需要が減っているため、利便性等の条件が劣り、築年を経たアパート経営は厳しさを増しています。

このような収益力の落ちたワンルームマンションをつなげるニコイチ賃貸、今後、増えていくかもしれません。

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新築住宅、新築マンションとも高騰が続く中、世帯年収は減少の一途を辿っています。住宅購入の一つの目安として、年収の10年分などと言われますが、都市部の不動産価格の上昇のスピードに平均的な世帯の年収が追い付いていないのが現状です。

先日、世帯年収400万円で郊外の中古戸建住宅を購入、との記事を見ました。購入された戸建住宅の価格は約1000万円、貯金で一括購入されたそうです。

郊外の築古の戸建住宅は固定資産税等も安いですし、利便性を重視しないのであればお手頃な価格でに手に入るのが魅力です。環境の良いところでのスローライフ、これからの住宅購入のトレンドになりそうな予感がします。

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首都圏及び三大都市圏でのマンション価格高騰は続いていますが、それ以外の政令指定都市においてもマンション価格は高値で取引されています。

先日、札幌市の新築マンションの平均価格が5000万円を超えたとの記事を見ました。アベノミクス以前は、長らく不景気が続いていた北海道ですが、金融緩和による一部富裕層の好景気は札幌にも及んでいるようです。

マンション価格の高騰に引っ張られる形で、戸建住宅も値上がりしており、札幌市の新築戸建ての平均価格は、2021年には3500万円を超える模様だそうです。2016年には3000万円程度であったことを考えると、5年で500万円値上がりしたことになります。

札幌市をはじめとする異常な不動産価格の上昇、いつまで続くか予想ができません。

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名古屋のマンション、以前が一般的なサラリーマンが購入できる程度の価格でしたが、ここ数年、激しい価格上昇が続いています。

考えられる理由は、素地となる土地価格の上昇、鋼材などの建築資材の価格高騰などがあげられますが、金融緩和による投資目的での需要も価格を押し上げる要因となっています。

三菱地所レジデンスの調査では、名古屋のマンション価格は、都心の相場で坪300万円~400万円前後、東京都心3区(千代田区・港区・中央区)は坪600万円以上が相場、60㎡程度のやや小ぶりの家族向けマンションで約4000万円の差になります。このような価格の割安感が、投資対象として注目される理由のようです。

名古屋のマンション価格、この10年で約4割上昇したとのこと。過熱する名古屋のマンション市場ですが、いつまで続くのか先が見通せない状況にあります。

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コロナ禍によるリモートワークが普及する中、郊外に移住する方や別荘を購入して2拠点生活をする人が増えているそうです。仕事場に通勤する必要がないのであれば、交通の利便性を考慮せず好きなところに住みたいものです。

現在のリモートワークでは、会社への出勤が必要な場合もあり、やはりある程度の交通網が確保されている場所に住む必要がありそうです。首都圏ですと東海道新幹線が利用できる静岡県東部、長野新幹線が通る長野県が移住先に選ばれるのも納得できます。

先日、アメリカで別荘を居住地にするのがトレンド、との記事を見ました。このような人は一部の富裕層やリタイヤした高齢者が中心のようです。

完全な移住であれば問題はないですが、日本は高速道路の通行料やガソリン代が高く、2拠点生活の普及は進まないのでは、と思います。

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金余りと低金利が続く中、小口のお金の運用先として株や投資信託があげられますが、不動産小口化商品が注目を集めています。

その不動産小口化商品「トモタク」は、一つの不動産を一口ごと(数万円~数百万円)に小口化し、賃料収入や売却益を投資家に分配するシステムで、会員数が半年で7倍になったそうです。不動産投資信託「Jリート」に似たシステムのようです。

先行きに対する不安からこのような投資が人気を集めていますが、不動産投資も小額から始め、運用はプロに任せるスタイルの投資が増えていくものと思われます。

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コロナ禍によるリモートワークの普及で在宅時間が増え、戸建住宅の人気が上がっているとの声が聞かれる一方、マンション価格の上昇が続いており、利便性や住環境のよい物件を中心にマンションの人気も強いものがあります。

マンションと戸建住宅、好みは分かれるところですが、ネット記事によると日本は共同住宅化率が4割強とのこと、都市と地方との地域性を考慮すれば妥当な数字なのかと思います。

マンションのメリットは、気密性が高く防音や防犯に優れ、高層階であれば眺望も楽しめます。デメリットとすれば、リフォームの際など自由度に制約があることでしょうか。

一般的な戸建住宅であれば、部屋数に余裕があり、庭や駐車スペースの確保が容易であることなどがあると思います。

ちなみに私は戸建住宅派、区分されているとはいえ、共同住宅には馴染めないようです。

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先日、名鉄瀬戸線喜多山駅付近の高架化について書きましたが、名鉄名古屋本線の呼続駅付近も立体交差化の話があるとの記事を見ました。

この付近は地盤が低く、山崎川の氾濫による浸水のおそれがあることから河川改修事業と併せて立体化との話になったようです。

呼続駅北側の山崎川橋梁は、全国でも珍しい堤防を突き抜けて線路が通る構造であり、洪水の時などは浸水を防ぐため線路ごと陸閘門により遮断される構造となっています。

渋滞の緩和と浸水時の被害を防ぐための高架化、嬉しいニュースではありますが、一方で昔から見慣れた踏切と遮断機、警報機の音がなくなってしまうのは少し悲しいです。

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