Archive for the ‘不動産のお話’ Category

住宅地の方位と日照のお話

2023-04-27

方位は住宅地価格形成の重要な要因となっており、通常、南向き、東向き、西向き、北向きの順番で価格は高くなります。なので、道路の向きが南の住宅地は日照の確保の面から有利であり、需要も多いです。

先日、家を買って1年で隣地に家が建ち、日当たりが悪くなった、と書かれた記事を見ました。日当たりが悪くなったということは、南側か東側の隣地に家がたったのでしょうか。

隣地が空き地であると、日当たりがよかったり、場合によっては駐車場として利用している人もいますが、空き地はいつか家が建つもの、と考えた方がよさそうです。

長らく更地であった南側の隣地に家が建ち、冬場は室内が暗く、昼間から電気をつけるようになった、との声も聞きます。

住宅を購入する場合には、常に最悪の場合を想定し、楽観的な予測はしないことが重要です。

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宗教法人が大規模地購入

2023-04-25

先日、宗教施設のある地域の不動産鑑定評価について書きましたが、今日、ネットで韓国の宗教法人が東京都多摩市に土地購入、との記事を見ました。

広さは約6300㎡、かってはお菓子を製造する会社の土地だったそうです。価格は不明ですが、周辺公示地価は14万円/㎡~15万円/㎡とのこと、そこから試算すると総額は約9億円になります。

この規模の土地であれば、宗教団体の本部か研修センターを建設を予定しているのでしょうか。

日本には天理教の本部のある天理市やPL教団のある富田林市などの宗教都市はありますが、よい意味で知名度の向上に寄与していると思います。

今回のケースがどのように進展していくか、注視したいと思います。

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平屋住宅のメリットとデメリット

2023-04-23

日本の戸建住宅というと、圧倒的に2階建てが多かったのですが、最近では平屋住宅の人気が高まっている、との声も聞かれます。

日本に2階建ての住宅が多いのは、国土が狭いため敷地面積が同じであれば平屋より2階建ての方が延面積を確保しやすいですし、同じ延面積であれば建築費も2階建ての方が安くなります。

あと、日本は木造住宅が多く、躯体の強度を確保する面でも3階建てより有利だからだと思います。

一方、平屋住宅のメリットとしては、階段の上り下りがなく、バリアフリーにも対応しやすいことがあげられます。高齢化が進む中、将来的なことを考えて平屋にするという選択があるのかと思います。

但し、前記のとおり、平屋である程度の延面積を確保しようとすると、それなりの敷地面積が必要となります。

平屋建ては、資金に余裕のある方や地方で土地の値段が安い地域の方にはお勧めですが、一般的な子育て世帯には中々難しいと思います。

また、最近は減築という言葉とおり、2階建てを平屋に改造したという話も聞きますが、予想外に高額な費用が発生することが多く、日本では普及しないと思います。

今年の住宅トレンドは平屋回帰、との記事を見ましたが、平屋の普及が今後も進むのか、注視したいと思います。

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築30年超の木造住宅

2023-04-22

木造住宅というと、以前は20年で老朽化し、建て替えというケースもありましたが、最近の木造住宅は躯体もしっかりしており、修繕管理さえしっかりしていれば、20年を超えても十分、快適に住むことができます。

先日、家賃を抑えるため、築32年の木造住宅の購入を検討、との記事を見ました。築30年超の木造住宅、設備等の古さと水回りの老朽化、場合によっては要交換の時期かと思われますが、躯体に問題がなければ、購入してもよいと思います。

築30年超となると、おそらく建物価格はゼロになると思いますので、支出総額を抑えることも可能となります。

但し、不動産は個別性がありますから、建物については施工の質・量や老朽化の程度、修繕・維持の程度、また、修繕や交換が必要な個所の確認、それに要する費用などを十分検討し、購入を決定することが大切です。

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官公庁オークションにリゾートマンション

2023-04-19

官公庁オークションは、官公庁が税金の滞納者から差し押さえた品物や、役所で使われなくなった備品などをオークションに出品しているもので、一般の方でも参加できるみたいです。

ネット記事を見ると、官公庁オークションで落札したものを投稿している方もいて、先日も旧車のランドクルーザーの消防車を落札した人のことをブログで書きました。

この官公庁オークションには、不動産も出品されるようで、リゾートマンションを8万2000円で落札した方もいるそうです。このリゾートマンションの築年、構造や修繕維持などの状態は不明ですが、とりあえず価格は格安だと思います。

最近は競売も参加者が増え、落札価格が上がっていると聞きますが、官公庁オークションも知名度が上がるにつれ、落札価格も上がっていくかもしれません。

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岩手県奥州市の中心商業施設の鑑定評価額

2023-04-19

このコラムでも度々書いている地方の中心商業施設の撤退、先日、岩手県奥州市にある中心商業施設の閉店前の取得を市が断念した、との記事を見ました。

現在の運営会社の閉店期限が4月中とされており、市はそれまでに取得を目指していました。地権者の同意に時間がかかることが予想されるため、とのことです。

ちなみにこの商業施設の鑑定評価額は2億6000万円とのこと、今後の収益性確保が不透明な中、高額な鑑定評価額であり、市としては取得による再建を断念することも予想されます。

私の地元の愛知県でも一宮市の名鉄百貨店の閉店が発表され、商業施設の淘汰が進んでいます。今回の岩手県の商業施設の動向を注視したいと思います。

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価格25万円の別荘

2023-04-16

以前は別荘というと、一部のお金持ちが避暑などに利用するといったイメージでしたが、最近は都市部に居住し、週末のみ地方の別荘で生活するいわゆる2拠点で生活する人が増えてきました。

この2拠点目の場所ですが、新幹線沿線の都心からの利便性のよいエリアの別荘はかなり価格が上がっており、立地などの条件のよい物件ですと一般人には中々手が出ない価格になっています。

先日、ある作家さんが25万円で別宅を購入、との記事を見ました。別宅の場所は茨城県、土地は約30坪、建物の築年が不明ですが、軽量鉄骨造の平屋とのことです。

別宅への所要時間は高速道路で約1時間とのこと、週末、自宅から無理なく通える範囲内と言えます。

私も空き家バンクなどで東海エリアから中部地方の空き家を探すことがあるのですが、売り手と買い手のミスマッチがあるのか、価格の値頃感を感じないことが多いです。

ですが今回の記事をみて、私も諦めずに格安の空き家を探したいと思いました。

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地価が急騰している住宅地の特徴

2023-04-16

都市部の住宅地の地価上昇が続いています。その中でも駅近や都心部への利便性に優れ、住環境のよい地域は相変わらず需要は多いのですが、そのような地域の地価は上がり過ぎた感があり、需要者は所得に余裕のある世帯に限られてきた印象があります。

一方、以前はあまり注目されていなかった郊外の住宅地地価が急騰した地域もあります。都市部への通勤圏内であることはもちろんですが、価格に割安感があり、一般的な子育て世帯でも手が届く価格帯の住宅地の人気が上がっていることが要因のようです。

先日、千葉県の木更津市の住宅地の地価が急騰、との記事を見ました。アクアラインの存在により、東京都心への通勤が可能であることに加え、公示地価の平均価格が3万円台と割安なことが理由だそうです。

リモートワークの普及により、在宅時間が増えたこともあり、このような住宅地の地価はしばらく上昇が続くと予想されます。

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福岡市のマンションが1億円超

2023-04-15

先日、北海道の旭川市で3.5億円、札幌市で5億円のマンション建築のことを書きましたが、九州の福岡市でも価格が億を超えるマンションが続々建築中、との記事を見ました。

札幌市、福岡市は観光客はもちろん転勤者から人気の街であり、以前から住みやすいとの評判はありましたが、3大都市圏に迫る高額なマンション価格だと思います。

理由は以前から言われるとおり、地価や建築資材の高騰に加えて投資家による需要だと考えられます。札幌市、福岡市とも空港からのアクセスがよく、福岡市の場合ですと東京から新幹線での移動が可能でることもメリットになっていると思います。

物価高に加えて金利の上昇が懸念される中でのマンション価格上昇、このまま天井知らずで上がり続けるのか、バブル期の終焉のようにいつか下落に転じるのか、その場合の時期はいつなのか、今後の予測が難しい状況が続いています。

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トレーラーハウスの街

2023-04-13

先日、ボートハウスのことを書きましたが、今朝、トレーラハウスを活用した施設が静岡県に計画されている、との記事を見ました。

この計画は、トレーラーハウスを活用した宿泊施設や飲食店を設置するもので、大規模なキャンプ場のようなものみたいです。最近は、車中泊によるキャンプも流行っており、アウトドア好きには興味深い施設になりそうです。

トレーラーハウス、海外の映画やドラマなどでは、仮住まいではなく、そこに定住している人も出てきますが、中も広くて、普通の住宅のように快適に生活している様子が見て取れます。

トレーラーハウスやボートハウス、3Dプリンターの・・・、近い将来新たな居住スタイルが、日本に定着するかもしれません。

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