Archive for the ‘特殊な不動産’ Category

馬毛島の小中学校跡地の売却額

2022-09-15

基地移転を目的に政府の売却された馬毛島、その馬毛島で廃校になった小中学校の跡地が3370万円で売却される、との記事を見ました。

対象となる小中学校跡地の面積8853㎡、土地は固定資産税台帳、建物は公共施設の保険関係で使われる建物再調達価格基準建築単価表を用いて試算された価格、その合計額3226万円に約5%上乗せ価格をもって売却価格と決定したそうです。市有地であれば固定資産税の台帳価格はないと思いますが、周辺の民有地の台帳価格を基に試算したのでしょうか?

今回の学校跡地の売却額、今後、島内に残された市有地の売却の際の指標になっていくものと思われます。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

ハウステンボスの売却予想額

2022-07-28

先日、「ハウステンボスの売却額」でも書きましたが、売却の話が出ているハウステンボス、その総額が800億円規模では?との記事を見ました。500億円~700億円規模との予想でしたが、大きく上回る売却金額になりそうです。

このような大規模リゾートを鑑定評価する場合、広大な土地とそこに存するホテルなどの複数の施設が含まれるので難しい評価になります。過去、売却されたリゾートの価格なども参考にしたいところですが、売却時期によってはゼロ円、もしくは限りなくゼロ円に近いケースもあると考えられ、価格試算の参考となる適正な事例は少ないと思います。

ハウステンボス、コロナ禍で来園者が少ない中、購入者は今後どのように収益性を回復させるのか、注目して見守りたいと思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

河川敷に畑のお話

2022-07-26

河川の管理は通常、その所有者である国や県などが行っており、自動車学校などとして使用される場合、その所有者から許可を得てコースを設置することになります。

先日、名古屋市の名駅前の道路端を畑にしていることがニュースになりましたが、以前から河川敷を畑にしている光景を目にすることが多いです。当然、無権利者であれば不法占拠であり、所有者から撤去を求められれば応ずる必要があります。

但し、河川であっても民地であることもあり、堤外民地とよばれています。このような堤外民地、3号地とも呼ばれ河川区域内であり、建物等の建築はできませんが、既得権で集落を形成している地域もあります。

このような堤外民地であれば、当然、畑として利用することは可能ですが、増水時などにおいて危険であるため、建物の再建築は基本的に不可と考えられます。

以前は散見された堤外民地の取引、大規模な自然災害が多発する昨今、取引実態はあるのでしょうか?興味深く思いました。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

木造の高層ビル

2022-07-10

最近、木造の高層ビルが増えています。建築技術の向上で耐震性や耐火性能の問題をクリアできたたことが理由のようです。また、環境負荷の低減効果も大きく、解体・廃棄の際のco2も従来より削減されるとのことです。

建築技術の向上は目覚ましく、木造の高層ビル以外でも以前は建てられなかった奇抜な形や窓の大きい建物が建築可能になった、と聞いたことがあります。

この木造の高層ビル、デメリットは建築コストで同等の性能をもつ4階建てS造の建物より建築費用は2割増しとのこと。また、昨今のウッドショックにより木材価格が高騰しており、需要は資金力のある法人に限定されるものと思われます。

記事には出ていませんが、鉄鋼で躯体を組むRC造やS造より耐久性は劣ると考えられます。従って長期的に見た場合、木造の高層ビルの方が建て替えのサイクルは短くなると思われます。

木造の高層ビル、今後普及していくか注目して見守りたいと思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

日本の無人島の価格

2022-07-08

先回、スコットランドの約3億円の島のことを書きましたが、昨日、歌手のさだまさしさんが無人島を2000万円で購入したとの記事をみました。

記事からは場所などの詳細は不明ですが、大改造してそこで休日を過ごされるそうです。

無人島、通常、人がいない島なので水道などのインフラはなく、生活するためには少なくとも水と移動手段としての船が必要となります。

2000万円という価格が安いか高いかはわかりませんが、何もないところから生活の場を造り上げる楽しみはあるのかな、とは思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

約3億円の島

2022-07-06

日本は島国と言われますが、中には個人が所有する小さな島もあり、実際、売買されるケースもあります。尖閣諸島や馬毛島も以前は個人が所有する島でした。

先日、ネットでスコットランドにある島が約2億9000万円で売りに出された、との記事を見ました。17世紀に建てられた邸宅やクジラの標本、その他の建物も含まれた価格だそうです。

ちなみにこの島はスコットランドの本土から約160km離れており、その島に出入りするためには船、飛行機などの移動手段として持っていることが条件になりそうです。

記事によると、発電機、浄水などの設備が備えられており、生活に支障はないとのことですが、さて、この島を購入する人はいるのでしょうか?実際の売買価格はいくらになるでしょうか?興味は尽きません。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

店舗付住居の鑑定評価

2022-06-28

私が子供の頃、近所の商店街や路線沿いには連棟式の店舗付住居が沢山建っていて、そのお店でお買い物や食事をしたものです。内階段を使って店舗と住居を行き来するのが一般的で、お店の入口が玄関、又は家族は勝手口から出入りしていました。

個人商店の減少に伴い、店舗付住居も少なくなってきましたが、最近、店舗付住居が増えている、との記事を見ました。その記事では、そのような物件を「小商い物件」と呼んでいました。

このような店舗付物件の鑑定評価は、原価法、取引事例比較法を適用して価格を求めることになりますが、重視すべき価格の判断に迷うことが多いです。収益物件であり高めの賃料が設定されるのが通常ですが、競争力が弱い物件などでは専用住居に近い賃料であることも多く、収益価格は低めに試算される傾向があります。

このような場合は、所有者自ら店舗及び住居として使用することが一般的と判断し、積算価格を重視して鑑定評価額が決まると考えられます。

ちなみに私の事務所も2階、3階が住居となっており、今、流行りの小商い物件です。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

再建築不可物件の鑑定評価

2022-05-22

再建築不可物件とは、建築基準法施行以前に建てられた既存の建物が現行法の建築要件を満たしておらず、既存の建物を取り壊して再建築が出来ない不動産を言い、接道要件不足やがけ地などに建つ物件が上げられます。

旗竿地や無道路地など、建築基準法上の道路に2m以上接面していない土地の鑑定評価は、道路用地を買収して接道要件を満たすことは理論上可能であるため、計算式によって減価額を求めることも可能です。また、がけ地の場合、現行の擁壁を取り壊して再構築することで建築許可が下りる場合は、それらに要する費用を土地価格から控除して鑑定評価額を求めることになります。

また、接面道路が建築基準法上の道路以外の道である場合、例えば昔からある長屋のような建物で、細い私道の奥にある土地などの場合、再建築は極めて困難となります。

このような不動産を鑑定評価する場合、建物の継続利用が可能な場合は建物の耐用年数を判定し、有期還元による収益還元法による収益価格を重視して鑑定評価額を決定することになると思われます。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

反社会的勢力事務所の価格

2022-05-03

反社会的勢力の事務所は、その周辺の地価に影響を与えることになりますが、その事務所を自治体などが買い取る場合、その鑑定評価額が問題になります。

先日、茨城県で反社事務所として使われていた土地建物を市が買い取る和解が成立したとの記事を見ました。土地面積約145㎡、建物はS造3階建で、国道沿いで最寄り駅から約3kmに位置しているそうです。ちなみに価格は1720万円とのこと、今後の使用方法は未定とのことです。

今後の使用方法についての私見ですが、現況での継続使用は難しく、解体後、建物再築後、公共施設として利用されると考えられます。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

相撲部屋の鑑定評価

2022-05-01

相撲部屋は、お相撲さんが生活したり稽古をしたりする建物で、稽古場はもちろん、ちゃんこ場(広めの台所?)、力士達が寝泊まりする部屋などからなっており、一般的な居住用建物とは違う造りになっています。

最近では、引退した力士が年寄りとなって部屋を起こす際、新たに土地建物を購入することが難しく、定年した年寄りから相撲部屋を購入するケースも多いようです。

このような特殊な造りの相撲部屋を正常価格で鑑定評価した場合、買い手が限定されるため何等かの減価は発生すると考えられます。相撲部屋の多くは東京の都心に位置しており、最有効使用が何であるかの判断から、その最有効使用での建物が可能であるなら、そのための費用(稽古場やちゃんこ場の撤去や他の用途への転換に掛かるリフォーム費用)などを控除した価格になると思われます。

実際に売買されることのなる相撲部屋、どのように取引価格が決定されているのか興味深いところです。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」

« Older Entries