ガソリンスタンド跡地の鑑定評価

2021-06-10

先日、仙台市の中心部でガソリンスタンドが閉店し、マンション建設が進んでいるとの記事を見ました。中心部の土地は固定資産税等の負担が重く、経営は大変だと思います。また、マンション建設ラッシュが続く中、マンション素地として高値での売却を持ち掛けられ、閉店を決断するオーナーも多いのかな、と思います。

ガソリンスタンドの跡地ですが、ガソリン、オイルなどによる土壌汚染が懸念され、汚染土の洗浄や除却に多額の費用が掛かることからそのままでの開発が難しいと言われていました。不動産の鑑定評価を行う場合、汚染の程度で土地価格から減価することになりますが、洗浄等に係る費用分を控除することになります。

但し、洗浄や除去に係る費用は高額となるため、地価が安い地方などでは土地価格がマイナスとなるケースも考えられます。このような理由から、地方のガソリンスタンド跡地は車販売店舗や駐車場、資材置き場になることが多いと考えれられます。

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